【比例と反比例】 反比例とはどういうものか
中学生からの質問(数学)
反比例とはどういうものかわかりません。
変化する2つの量(仮にxとyとします)の積(かけ算の答え)が常に一定の数になる場合を反比例といいます。その「一定の数」が比例定数になるので,「一定の数」を見つけることが反比例を考えるポイントになります。
どのようなものが反比例なのか,いくつか例をあげておきます。人数(x人) | 1 | 2 | 3 | 4 | … |
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1人分の金額(y円) | 12000 | 6000 | 4000 | 3000 | … |
合計(xy円) | 12000 | 12000 | 12000 | 12000 | … |
つまり,xyはいつも12000になります。
よって,12000円のお金を分けるときの人数と1人分の金額は反比例します。
ある決まった量のものを分けるときの人数と1人分の量は,すべて反比例します。
縦の長さ(xcm) | 1 | 2 | 3 | 4 | … |
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横の長さ(ycm) | 24 | 12 | 8 | 6 | … |
面積(xycm2) | 24 | 24 | 24 | 24 | … |
つまり,xyはいつも24になります。
よって,面積24cm2の長方形の縦の長さと横の長さは反比例します。
面積が決まっている長方形の縦の長さと横の長さは,すべて反比例します。