【経済】 債券の違い
中学生からの質問(社会)
国債,公債,地方債など「債」のつく言葉の意味の違いがわかりません。
「債」とは,借りるという意味です。国や地方公共団体は,税収が不足しそうなときに債券を発行して買ってもらい,不足を補います。これは,国や地方公共団体の借金となります。
国債,公債,地方債の関係は,「国債」+「地方債」=「公債」 となります。
◎ 国 債 | 税収の不足を補うために、国が発行する債券 | この2つを合わせて 「公債」という |
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◎ 地方債 | 税収の不足を補うために、地方公共団体が発行する債券 |
このほかに「公債金」「国債費」の意味の違いも合わせて理解しておきましょう。
◎ 公債金 | 国債を発行して借りられたお金(元本の額)。歳入で使う用語 |
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◎ 国債費 | 国債の返済や利子の支払いのための費用(元本+利子)。歳出で使う用語 |
まちがえやすいのは,「公債」と「公債金」の違いです。
「公債」は「国債+地方債」ですが,「公債金」は「国債を発行して借りたお金」のことで,地方債とは関係ないものです。