【人間のからだ】 ヘモグロビンが酸素をはなすとはどういうこと?
中学生からの質問(理科)
ヘモグロビンの役割として,「酸素が多いところには結びつき,少ないところでははなす」ということですが,「はなす」の意味がわかりません。
ヘモグロビンが酸素を「はなす」とは,「結びつきがなくなる」という意味です。
つまり,取り込んだ酸素を,必要としている体の各組織に届け,与えるということです。
■ヘモグロビンの性質と酸素を運ぶしくみ
赤血球(ヘモグロビン)は,酸素を運搬する役目をしています。
血液が酸素の多い肺にいくと,ヘモグロビンが酸素とくっつきます。
そして酸素が少なくなった体の各部に流れていくと,ヘモグロビンは持っている酸素をはなし,各組織に与えます。