【中学生で習う化学変化、原子・分子】 化学反応式のつくり方
中学生からの質問(理科)
化学反応式のつくり方がわかりません。水の電気分解の化学変化を例に教えてください。
まず,反応前の物質を左に,反応でできた物質を右に書いてみましょう。
1 何から何ができるのかを物質名で表し,化学式におきかえる!
水の分解では,水が水素と酸素に分かれます。そこで次のように表します。
水→水素+酸素
H₂O→H₂+O₂
2 反応前と反応後の原子の数をそろえよう!
反応前のO原子の数は1個なのに,反応後は2個です。そこで反応前のO原子の数も2個になるように,H₂Oを2個にします。
H₂O,H₂O→H₂+O₂
Hの数が,反応前は4個なのに反応後は2個です。そこで反応後のHも4個になるように,H₂を2個にします。
H₂O,H₂O→H₂,H₂+O₂
☆これで,反応前と反応後の原子の数が等しくなりましたね。
3 化学反応式の形に表そう!
H₂Oは2個なので「2H₂O」,H₂水素も2個なので「2H₂」と表します。O₂は1個なので,係数をつけずにそのまま「O₂」と表します。
H₂O,H₂O→H₂,H₂+O₂
H₂Oが2個
H₂が2個
O₂が1個
2H₂O→2H₂+O₂