【詩】 直喩と隠喩の意味
中学生からの質問(国語)
直喩と隠喩の意味がわかりません。
違いもわかりません。教えてください。
直喩(ちょくゆ)とは,
「〜のようだ」「〜に似ている」などの説明の言葉と一緒に,ある事柄を他のものにたとえる方法です。あるものごと(A)を述べるのに,他のものごと(B)を持ってきてそれによって,ものを表現する方法です。
例「お盆のような月」
⇒月をお盆にたとえることで,月がまん丸であることを表現しようとしています。
*お盆(B)で月(A)を表現し,月の丸さを強調しています。
一方,
暗喩(あんゆ)〔=隠喩(いんゆ)とも言います〕とは,たとえの形式をはっきり示さずにたとえる方法です。たとえられるもの(A)とたとえるもの(B)との関係が極めて密接で,「のよう」などの語を省略し,「AはBだ」とする表現方法です。
例「強烈な印象を心のカメラに焼き付ける」
⇒「強烈な印象」を,まるで「カメラ」に記録するかのように「心」に記録すると言っています。
*「心」(A)を「カメラ」(B)にたとえて,強調しています。