【電流・電圧、回路、磁界】 フレミングの左手の法則の使い方
中学生からの質問(理科)
フレミングの左手の法則は,電流の向きと磁界の向きの2つから,力の向き(導線の動く向き)を求めるときに使います。では,導線のAの部分が動く向きを見ていきます。
- ●まず例題の図で,Aを流れる電流の向きを考えます。これは図にあるように右向きになっています。
- ●次に,Aの位置での磁石の磁界の向きを考えます。
磁界の向きというのは,磁針のN極が指す向きのことです。そこで,Aに図のように磁針を置くと,磁針のN極は磁石のS極に引かれて上を向きます。つまり,磁界の向きは上向きです。
- ●求めた電流の向きと磁界の向きを,フレミングの左手の法則を使って次のように合わせます。
・ 電流の向き→中指
・ 磁界の向き→人さし指
すると,右の図のような指の形になります。 - ●このとき親指の示す方向が力の向きです。
導線は,この親指の指している「力の向き」に動きます。
そこで,答えは「イ」となります。答え. イ