【一般動詞】 listeningのnを重ねないのは?
中学生からの質問(英語)
runningやswimmingなどは<母音+子音>なので動詞の最後の文字を重ねて書きますが,listeningは<母音+子音>なのになぜnを重ねて書かないのでしょうか?
動詞の最後の文字を重ねてからingをつけるのは,単音節で語尾が<短母音+子音>の単語と,複音節で語尾が<アクセントのある短母音+子音>の単語です。
listenのように,複音節で語尾が<アクセントのない短母音+子音>の単語は,最後の文字を重ねずにingをつけます。
音節とは,ひとまとまりの音として認識されて発音される単位です。
単音節の単語:run, swimなど,音節が1つの単語です。
複音節の単語:listen, beginなど,音節が2つ以上の単語です。
辞書では,見出しの単語表記がlis-ten, be-ginなど,音節と音節の間に「-」が入っています。
[単音節で語尾が<短母音+子音>の単語]
最後の文字を重ねてingをつけます。
run+ing → running swim+ing → swimming
[複音節で語尾が<短母音+子音>の単語]
語尾の<短母音+子音>の短母音にアクセントがあるか判断します。
<アクセントのある短母音+子音>の場合:最後の文字を重ねてingをつけます。
begin (be-gin):アクセントがginのiにあるので,nを重ねてingをつけます。→ beginning
<アクセントのない短母音+子音>の場合:最後の文字を重ねないでingをつけます。
listen (lis-ten):アクセントがlisのiにありtenのeにはないので,nを重ねないでingをつけます。→ listening
visit (vis-it)も同様にvisitingとなります。