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高校入試の英語リスニングの対策と、
今すぐ始めたい効果的な勉強法

近年の高校入試では、英語の「聞く力」を測る問題の配点が高まっており、今やリスニングは合否に直結する重要な得点源となっています。お子さまの模試の結果を見た際に、「単語は覚えているのに、リスニングになると点数が伸びない」「何から対策すればよいかわからない」と感じる保護者のかたは少なくありません。
リスニング対策で最も大切なのは、毎日短時間でも英語の音に触れる習慣と設問の先読みなどの解き方のコツをセットで身につけることです。リスニングは短期間で一気に伸ばすのが難しいため、日々の積み重ねがそのまま入試本番の点数差となって現れます。
この記事では聞き取れない原因別の解決策や、得点力を伸ばすステップを具体的に紹介します。併せて、家庭でのサポート方法や、「進研ゼミ中学講座」の追加料金不要のリスニング対策アプリ「リスニングルーム」も紹介するので参考にしてください。
<目次>
高校入試のリスニング対策を早めに始めるべき2つの理由
高校入試におけるリスニングは、合否を左右するほど重要性が高まっています。早い段階からの対策が欠かせない理由について見ていきましょう。
<高校入試のリスニング対策を早めに始めるべき2つの理由>
- 配点比率が高まり、数問の失点が合否に直結するから
- 英語特有の「音」に慣れるには、継続的な練習が必要だから
配点比率が高まり、数問の失点が合否に直結するから
近年の入試は「読む・書く」だけでなく「聞く・話す」を含めた4技能を評価する方向へシフトしています。イラストや表から情報を読み取るなど、実生活に近い形式の出題が増えているのも特徴です。英語で情報を正しく聞き取る力は、もはや避けては通れない必須のスキルといえます。
都道府県によって差はありますが、英語の総得点のうちリスニングが2~3割を占める、高い比重の地域もあります。会話文や説明文を聞いて答える問題の配点も高くなっており、わずかな失点が合否を分けるケースも少なくありません。
英語特有の「音」に慣れるには、継続的な練習が必要だから
リスニングが他の単元と大きく違うのは、短期間の詰め込み学習では成果が出にくい点です。英単語や文法を知っていても、英語特有のリズムや音のつながりに耳が慣れるまでには、どうしても一定の物理的な時間が必要になります。
耳から入った情報を一時的にとどめて処理する力は、毎日の積み重ねでしか養えません。中3からでも、毎日少しずつ音声に触れる習慣をつくれば、入試本番までに「聴解力」を大きく向上させることは十分に可能です。
英文を聞き取れない「3つの原因」とその解決策
リスニングが苦手なお子さまの場合でも、原因を分けて考えると対策の方向性が見えやすくなります。ここでは、中学生のお子さまが英文を聞き取れない代表的な3つの原因を紹介します。
<中学生がリスニングを聞き取れない原因>
- 原因1:語彙・文法知識の不足
- 原因2:英語特有の音の変化に慣れていない
- 原因3:聞いた内容を保持する力が弱い
原因1:語彙・文法知識の不足
リスニングで意味がつかめない原因は、土台となる語彙や文法の理解不足にあります。書かれた英文なら理解できても、音声になると意味がつかめなくなる場合、そもそも語彙や文法の理解があいまいな可能性があります。知らない単語や構文が多いと、音としては聞こえていても、「何を言っているのか」が頭の中で整理できません。
この場合は、教科書レベルの単語や熟語、文法事項を身につけることが第一歩です。単語帳やアプリでスペルだけを覚えるのではなく、必ず音声も一緒に確認し、「見たときの意味」と「聞いたときの音」を結びつけて覚えるようにすると効果的でしょう。
自分の口で発音できる単語やフレーズは、耳から聞いたときにも認識しやすくなります。短い教科書本文を毎日音読し、音と意味をセットで覚える習慣づけがおすすめです。
原因2:英語特有の音の変化に慣れていない
知っている単語なのに聞き取れないのは、英語特有の「音の変化」に対応できていないことが原因です。英語は、単語と単語がつながって発音されたり、音が弱くなったりする「リエゾン」や「脱落」が頻繁に起こります。テキストでは知っているフレーズでも、実際に音で聞くとまったく違う単語に聞こえてしまうこともあるでしょう。
このタイプのつまずきには、音声を聞いてからスクリプトで確認する練習が有効です。聞こえた内容を自分なりに予想してからスクリプトを見ると、「この表現がこう聞こえるのか」と気づきやすくなります。
ルールを知ることも助けになりますが、最終的には何度も耳にすることで、「英語の音の感覚」をつかんでいくことが大切です。
原因3:聞いた内容を保持する力が弱い
最後まで聞くと内容が混乱してしまう場合は、情報を取捨選択して「保持」する力を養う必要があります。
リスニングでは、一度流れた音声をそのまま書き取るのではなく、「必要な情報を頭の中にとどめておく力」が求められます。文の前半で聞いた情報を覚えておけず、最後まで聞いたときに内容が混乱してしまうケースも少なくありません。
この場合は、すべての単語を追いかけるのではなく、数字や日時、人名、場所、理由など、設問で問われやすい情報に絞って聞く練習が有効です。「いつ・どこで・誰が」といった情報の骨組み(5W1H)を意識しながら聞くことで、話の核心を掴みやすくなります。
短めの会話文や説明文で、一度聞いたあとに要点だけを日本語で言い換える練習をくり返すと、情報を保持しながら理解する力が鍛えられます。
入試本番で得点を伸ばす効果的なリスニング対策
ここからは、日々の学習の中で取り入れやすい具体的なリスニング対策を紹介します。英語の音に慣れつつ、本番形式にも対応できる力を伸ばしていきましょう。
<高校入試対策のリスニング対策>
- ステップ1:音読とオーバーラッピング
- ステップ2:問題の先読みで予測する
- ステップ3:メモの取り方を身につける
ステップ1:音読とオーバーラッピングで英語に慣れる
英文を見ながら音声に合わせて声を出す「オーバーラッピング」は、リスニング力と発音を同時に鍛えられる学習法です。自分の声と音声を重ねると、英語のリズムやイントネーションを体で覚えられます。
教科書本文など、内容がわかっている短い文章から始めると取り組みやすいでしょう。単に音声を流しっぱなしにするより、「聞く・読む・話す」を組み合わせたトレーニングのほうが、長文リスニングにもつながりやすくなります。
ステップ2:問題の先読みで予測する
過去問や模試を解く際にも、音声が流れる前に必ず設問と選択肢に目を通し、「誰と誰の会話なのか」「どの情報さえ聞き取れれば解けそうか」をイメージする習慣をつけておきましょう。入試本番では、音声が流れる前に設問や選択肢を読む時間が設けられていることが多くあるからです。この時間に「何が問われているのか」「どんな場面の会話なのか」を予測できるかで、聞き取りやすさが大きく変わります。
イラストや表がついた問題では、絵から「場所・人数・時間帯」などを予想しておくと、必要な情報を拾いやすくなります。受け身ではなく、目的意識を持って聞く姿勢が得点力を左右するのです。
ステップ3:メモの取り方を身につける
長めの会話や説明文では、すべてを記憶だけで支えるのは難しくなります。そのため、要点だけを素早くメモする技術も身につけておきたいところです。
全文を書き取ろうとするのではなく、日時や金額、人数、場所など「答えに直結しそうな情報だけ」を数字や記号でメモしましょう。過去問演習の段階から、自分なりの略語やメモスタイルを試しておくと安心です。
ご家庭でできる中学生のリスニングサポート
リスニング対策は、保護者のかたが英語を得意としていなくても、環境づくりや声かけを通じてしっかりサポートできます。お子さまのために家庭でできるリスニングサポートは次のとおりです。
<ご家庭でできる中学生のリスニングサポート>
- 毎日5分の音声習慣を作る
- 過去問は「解きっぱなし」にしない
- 自信を育てる声かけを意識する
毎日5分の音声習慣を作る
通学前の5分や、就寝前の5分など、生活の中で毎日英語を聞く時間をあらかじめ決めてしまうと習慣にしやすくなります。リスニング力を伸ばす上で最も大切なのは、「音にふれる回数」です。長時間の特訓を週に一度行うよりも、短時間のリスニング学習を毎日くり返すほうが、耳は確実に慣れていくでしょう。
スマートフォンやタブレットで音声をすぐに再生できるようにすると、「ちょっとした空き時間」を無理なくリスニング練習に変えられます。
「進研ゼミ中学講座」の英語の聞き取りをいつでも気軽にできる学習アプリ「リスニングルーム」は、こうした習慣づくりにぴったりです。紙教材中心のオリジナルスタイルでも、タブレット中心のハイブリッドスタイルでも追加料金なしで利用でき、スマートフォンからもアクセスできるので、家でも外出先でも英語にふれる環境を整えられます。
過去問は解きっぱなしにせず、聞き直しを徹底する
過去問演習の目的は、問題を解くことではなく、聞き直して弱点を潰すことにあります。志望校の過去問には必ず目を通すべきですが、一度解いて満足してしまうと得点力は安定しません。リスニングは「どこが聞き取れず、なぜ迷ったのか」を明確にし、音を脳に定着させるプロセスがあって初めて、本番で通用する力が養われるからです。
まずは音声をもう一度再生し、スクリプトを見ながら聞き取れなかった箇所を確認します。そのうえで、スクリプトなしでも意味が追えるようになるまで、何度か聴き込みましょう。
過去問を「一度解いて終わり」にせず、弱点の確認と聞き直しをセットにすることで、本番での安定した得点につながります。
自信を育てる声かけを意識する
保護者のかたは、「前よりも単語が聞き取れるようになってきたね」「今回の問題は、前回よりも正解が増えたね」と、少しずつの成長に目を向けた声かけを意識しましょう。「最初は聞き取れなくて当たり前」「続ければ必ず慣れてくる」という前提で見守る姿勢を大切にしてください。
リスニングは、最初から完璧に聞き取れるお子さまのほうが少数派です。にもかかわらず、「まだこんなにできていないの?」といった言葉をかけてしまうと、お子さまは「自分には向いていない」と感じてしまうかもしれません。
小さな成功体験の積み重ねが、お子さまの自信や挑戦する気持ちを支え、リスニング対策を続けるエネルギーになります。
リスニングを得点源に変えて志望校合格へはずみをつけよう
高校入試の英語リスニングは配点の高い分野なので、正しい方法で継続して対策すれば、着実に得点を伸ばすことが可能です。語彙や文法の基礎固めを進めながら、毎日少しずつ音声にふれ、オーバーラッピングや先読みなどのテクニックを身につけていけば、入試本番での聞き取りやすさは大きく変わります。
日々の学習で音声にふれやすい教材や、都道府県別の入試傾向に合わせた問題を提供してくれる教材を上手に活用すれば、限られた時間でも効率良く得点力を高めることができるでしょう。「進研ゼミ中学講座」は、リスニング対策アプリや都道府県別対策問題など、高校入試英語に必要な要素をしっかり押さえたカリキュラムを用意しているのが特長です。
リスニングを苦手分野のままにせず、「得点源」に変えられれば、志望校合格への自信も大きくなります。早めの対策で耳を慣らし、入試本番に向けて少しずつ力を積み上げてください。
高校入試の過去問対策については、こちらのページをご覧ください。
高校入試問題はどう変わった?最新傾向と過去問対策のコツを解説





























